- Rob van Someren Greve (2011). Wishful Thinking in Moral Theorizing: Comment on Enoch. Utilitas, 23(4), 447−450.
Enoch (2009) は、「~は良いことだ」(it is good)というオペレータ(G)について、GGpからGpを推論できると主張した(「GGp → Gp則」)。
だが「GGp → Gp則」には深刻な問題がある。「この世界を構成する全ての事態が良いことであるなら、それは良いことである」から、「この世界をすべてを構成する全ての事態は良いことである」を導く馬鹿げた推論を許してしまうからだ。