えめばら園

Philosophier' Er nicht, Herr Schatz, und komm' Er her. Jetzt wird gefrühstückt. Jedes Ding hat seine Zeit.

行為論

意志する生きものとしての人間と「とても考えられない」行為  Frankfurt (1988)

The Importance of What We Care About: Philosophical Essays作者: Harry G. Frankfurt出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 1988/09/15メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る Frankfurt, H. (…

構築原因、「何故」の問い、スーパーヴィーニエンス Dretske (2010)

A Companion to the Philosophy of Action (Blackwell Companions to Philosophy)作者: Timothy O'Connor,Constantine Sandis出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2010/05/24メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る O'Connor, T. and Sandis…

草は学習しないので行為しないけど鳥は学習するので行為する Dretske (1999)

https://link.springer.com/article/10.1023/A%3A1005541307925 Dretske, F. (1999). Machines, plants, and animals: The origins of agency. Erkenntnis, 51(1), 19−31. ※内容的には『行動を説明する』の2章におおむね対応しています 合目的行為とは思考に…

独自な態度としての情動 Deonna and Teroni (2014)

Emotion and Value作者: Sabine Roeser,Cain Todd出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2015/01/06メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (3件) を見る Roeser, S. and Todd, C. (eds.), (2014). Emotion and value. Oxford. Oxford University Pre…

これが理由内在主義だ Williams (1989)

Making Sense of Humanity: And Other Philosophical Papers 1982?1993作者: Bernard Williams出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 1995/06/30メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る Williams, B. (1989). Internal re…

行為者とは自分自身を演じる即興役者である Velleman (2009)

How We Get Along作者: J. David Velleman出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2009/06/25メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る Velleman, D. (2009). How we get along. Cambridge, MA: Cambridge University Press. 1. Act…

気づかず悪いことをしてしまった場合、その無知自体が非難されるべきなのか Clarke (2014)

Surrounding Free Will: Philosophy, Psychology, Neuroscience作者: Alfred R. Mele出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2014/11/07メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (3件) を見る Mele, A. (ed.) (2014). Surrounding Free Will (Oxford Un…

「認識的自由」 Velleman (2000)

The Possibility of Practical Reason作者: J. David Velleman出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2000/12/28メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るhttp://quod.lib.umich.edu/cgi/t/text/text-idx?c=spobooks;idno=6782337.0001.00…

観察によらない行為の知識について Velleman (2007)

Practical Reflection (David Hume Series)作者: J. David Velleman出版社/メーカー: Stanford Univ Center for the Study発売日: 2007/04/24メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る Velleman (2007) Practical Reflection. Stanford Universit…

「先延ばしと情動」 信原 (2014)

シリーズ 新・心の哲学III 情動篇作者: 信原幸弘,太田紘史出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2014/05/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 信原幸弘・太田紘史編 (2014) 『シリーズ 新・心の哲学』 (勁草書房) III 情動篇 第2章 西堤優…

「なければならない」について 王 (2014)

http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00118003 王慈敏 (2014). 「「なければならない」に関する一考察:「ざるを得ない」との比較から」. 『千葉大学人文社会科学研究』, 29:153-166. 昨日のウィリアムズに続いて日本語の「なければな…

しなければならなさについて Williams (1981)

Moral Luck: Philosophical Papers 1973?1980 (Cambridge Paperback Library)作者: Bernard Williams出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 1981/12/03メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る Williams, B. (1981). Moral…

「自己制御と誘惑」 西堤 (2014)

シリーズ 新・心の哲学III 情動篇作者: 信原幸弘,太田紘史出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2014/05/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 信原幸弘・太田紘史編 (2014) 『シリーズ 新・心の哲学』 (勁草書房) III 情動篇 第2章 西堤優…

情動、理由、合理性 信原 (2015)

http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/handle/2261/56435 信原幸弘 (2015).「判断に抗して情動に導かれる行為は合理的でありうるか」, 『哲学・科学史論叢』, 27, pp.1-15. 人は、判断を裏切って情動(恐怖など)に基づいて行為してしまう場合が…

意図的行為だけに責任を帰す規則とその含意 マッキー (1977) [1990]

倫理学―道徳を創造する作者: J.L.マッキー出版社/メーカー: 晢書房発売日: 1990/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見る マッキー, J. L. (1977) [1990] 『倫理学―道徳を創造する』(高知健太郎他訳 晢書房) 第三章 …

Velleman (2000) 善の相

The Possibility of Practical Reason作者: J. David Velleman出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2000/12/28メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るhttp://quod.lib.umich.edu/cgi/t/text/text-idx?c=spobooks;idno=6782337.0001.00…

動機にかんするヒューム主義 スミス (1994) [2006]

道徳の中心問題作者: マイケルスミス,Michael Smith,樫則章出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2006/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 9回この商品を含むブログ (17件) を見る スミス・M (1994)[2006] 『道徳の中心問題』 第3章 外在主義者の挑…

道具的理性は実践理性ではなく理論理性の一部なんだよ Setiya (2007)

http://www.jstor.org/stable/10.1086/518954 Setiya, K. (2007). Cognitivism about Instrumental Reason. Ethics, 117(4), 649-673. 道具的理性にかかわる有名な論文を読みました。たいへん啓発的でした。 ものすごく大雑把にまとめます。まず、「ある意図…

動物は現在に縛られているか? 宮田・藤田 (2011)

http://ci.nii.ac.jp/naid/130000780099 宮田裕光・藤田和生 (2011) . ヒト以外の動物におけるプランニング能力:霊長類と鳥類を中心に, 動物心理学研究, 61(1), 69-82. 哲学では、動物は現在に縛られているが人間には未来と過去がある的な話をよく見かけま…

「為されざる要なきを為すこととしての能力」 串田 (2014)

哲学 第65号: 未来という時間作者: 日本哲学会出版社/メーカー: 日本哲学会発売日: 2014/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 串田純一 (2014) 「為されざる要なきを為すこととしての能力」 『哲学』, 45: 151-163 形而上学Θ巻でアリス…

言語の一般性から強い利他性を導出することはできない Baggini (2002)

http://journals.cambridge.org/action/displayFulltext?type=1&fid=113974&jid=PHI&volumeId=77&issueId=03&aid=113973 Baggini, J. (2002) Morality as a Rational Requirement. Philosophy, 77: 447 - 453 サールのこの議論には問題点が2つあります。 ま…

言語の一般性から強い利他性を導出する サール (2001) [2008]

行為と合理性 (ジャン・ニコ講義セレクション 3)作者: ジョン R.サール,塩野直之出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2008/02/18メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (11件) を見る サール・J (2001) [2008] 『行為と合理性』 (塩野直之訳 …

社会的規範の合理的側面 Tomasello (2009)

Why We Cooperate (Boston Review Books)作者: Michael Tomasello,Carol Dweck,Joan Silk,Brian Skyrms,Elizabeth S. Spelke,Deborah Chasman出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2009/08/28メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 75回この商品を含…

行為論を自然化する Nanay (forthcoming)

http://philpapers.org/rec/NANNAT Nanay, B. (forthcoming) Naturalizing action theory in Mark Sprevak & Jesper Kallestrup (eds.), New Waves in Philosophy of Mind. Palgrave Brand (1984) は、(a)経験科学と連続的であり、(b)意図的行為を特権化…

風景と時間割引:田舎にいた方が未来の報酬への評価が高くなる件 van der Wal et al. (2013)

http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/280/1773/20132295.full.pdf+html van der Wal, A., Schade, H., Krabbendam, L., & van Vugt, M. (2013) "Do natural landscapes reduce future discounting in humans?" *Proc. R. Soc. B.* 280 20132295 …

子供は2歳くらいでパートナー理解を持つ件 Warneken et al (2012)

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1467-7687.2011.01107.x/full Warneken, F, Gräfenhain, M & Tomasello, M. (2012) "Collaborative partner or social tool? New evidence for young children’s understanding of joint intentions in collab…

チーム推論による共有意図分析 Pacherie (2010)

http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs13164-011-0052-5 Pacherie, É. (2010) "Framing Joint Action" Review of Philosophy and Psychology 2, 2, pp. 173-192 囚人のジレンマなどに見られるように、恐らく合理的で多くの人が実生活で採用している…

脊髄に魂あるよ説と現在 染谷 (2013)

知の生態学的転回1 身体: 環境とのエンカウンター東京大学出版会Amazon 染谷昌義 (2013) 「魂の科学としての身体論――身身問題のために」 in 佐々木正人編 『知の生態学的転回1 身体: 環境とのエンカウンター』 (東京大学出版会) 赤ちゃんのリーチング活動…

行為者不在の問題について デイヴィドソン (1990=1980)

行為と出来事作者: ドナルドデイヴィドソン,服部裕幸,柴田正良出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1990/03/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (11件) を見るデイヴィドソン D. (1990=1980) 『行為と出来事』 (服部・柴田訳 …

やるべき時にやるべき事ができない原因一覧 Elster (2010)

The Thief of Time: Philosophical Essays on Procrastination作者: Chrisoula Andreou,Mark D. White出版社/メーカー: Oxford Univ Pr on Demand発売日: 2010/04/14メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る Andreou & White ed. (2010) *The Thie…